教育は、改革するものではない。ラーメンみたいに発明すればいい。

ラーメンは、食べログ3.5の店か好きな種類か?

次郎系ラーメンは好きか?私は嫌いだ。まずもやしを食べている最中に食欲が0になる。麺も太いし、何よりスープが濃すぎておいしさの意味が分からない。。。でも次郎系が大好きな人はたくさんいる。また、先日鯛出汁の店に行ったのだが、今度は上品すぎて全く味が分からなかった。でも大行列で毎日人が並んでいるそうで。。。
 間違いなく、日本のラーメンは世界で一番おいしい。豚骨、次郎系、魚介、醤油、油そば、家系、、、細分化された世界で競争は激化しまくり、どこに行っても正直旨い。そうなると、食べログ3.5の店より、好きなジャンルのラーメンを食べることが多いのではないだろうか。ラーメンの好みは人それぞれ全く違い、それに応えるラーメン店の供給があるから成り立っている。

では、教育は?何を選ぶ?

どんなラーメンが好き?
これに当たる質問が、
『お子さんに将来、どうなってほしいですか?』だと思う。
具体的に、
・一流アスリート
・東大卒のエリート商社マン
・起業家
という人もいれば、抽象的に、
・どんな環境でも生きていける強い大人
・誰からも愛される大人
・人とのかかわりがうまい大人
とう人もいると思う。
 正直、親・各家庭の価値観は全く違うし、本当にそれぞれだと思うのだが、いざ学校(教育機関)選びとなると、皆、食べログの☆の数しか見ない。そのラーメン屋(学校・教育機関)は本当に”あなたにとって“期待通りの商品(教育機会)を提供してくれるのだろうか?

教育改革より拡張と創造

教育改革を掲げる人は大勢いる。よく成功した人が、教育が変わらなければダメだ!教育はここがダメだ!もっとこうなるべきだ!と言っているのを見る。だが、これこそ『日本の教育の根強さ』だと私は思う。
 教育が変わる??ということは、
教育は、
・みんなが一つの方法論で
・みんなで同じことをする前提なのだ。

『前習えで』起業家になろう!と言っているのと同じだ。

私の考えは、そうじゃない。
必要なのは、教育の拡張と創出・情報と選択。
分かりやすく言えば、新しいジャンルのラーメンの発明。

『25歳』で自立したときどんな大人になってほしいのか?
そのためにはどんな教育が必要なのか?

社会は急速に変わるし、経済の先行きは見えないし、自分の経験だけに頼るのも不安だし、、、

しかし、この問いの答えは、シンプルだと思う。
①生きるために必要なこと
②その子の伸ばすべきところ
の二つを必ず共存させ、さらに、
『発達段階に合わせて環境を用意』すること。

家庭の数だけ目指す像があるから、教育は①核心の部分も②個別最適化の部分もまだまだVer0.2くらい。それでいて社会はどんどんバージョンアップしていく。

だから教育を変えたい人は、今すぐにラーメンの開発に取り掛かるといいと思う。改革なんてできないし、する必要がない。

中華そばはずっとおいしいし、学問や道徳、集団規律だってずっと大事。

でもその中で私は、新しくて時代にあっていて、未来を創る、最高の一杯を創る側になりたいと考えている。

この記事を書いた人

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